日本単独野営協会は過去を責めるのは意味のないことだと考えているので、過去に焚き逃げをしたことがあっても、今後は絶対にやらないという人を決して責めたりはしません。
もちろん焚き逃げをしたことがあると白状する必要もないと思っています。

一番大切なことは、間違っていることだと分かった時からもう二度とやらないことです。

また、時代に合わせて考え方をアップデートしていくことも大切です。
昔は、周囲でやっている人が多かったこと、黙認されていたこと、うるさく言われなかったことであっても、その積み重ねによって今は問題化して、迷惑行為や犯罪とされていることも沢山あります。
それを今でも「昔は良かった」と弁明する人がいます。
車の飲酒運転も「昔は良かった」という人がいますが、「昔より今の方が厳罰化された」というだけで、昔からダメなことはダメだったのです。
「昔は良かった」の一言で、元々ダメなことを今でも良いとしてしまうのは、あまりにもプライドのない考え方だと思います。

過去は変えられませんので、過去にやってしまったことがあっても、取り返しがつかないことではないと思っています。
「これからやらない」という姿勢が大切です。

日本単独野営協会の会員さんの中にも、「昔は無知だったために、焚き逃げをしてしまったことがある」と自ら告白して、日本単独野営協会に入会し、今では、自分がしてきてしまった焚き逃げの何十倍も何百倍も野営地のゴミ拾いに貢献してくれている人が居ます。

悪いことだと本当は分かっていながら焚き逃げをしたり、ゴミのポイ捨てをしていく人、昔の悪い癖をいつまでも固持しているような「学べない」「カッコ悪い」人がいるのに対して、一方では自らの行いを反省して新しい考え方で前を向いて進んでいる。その姿勢はとてもカッコいいと感じます。

全国の野営地でカッコいいキャンパーで溢れるように、日本単独野営協会はこれからも清掃活動を中心とした野営地の保全活動、情報発信を行います。