【どっぽん】とは…

「どっぽん」とは、焚き火の際のかまどやその他の利用で川から上げられ放置された石を川に戻す活動の事を言います。

 全国各地で直火による焚き逃げが横行して問題になっています。

 直火は許可されている所で行うのは問題ないのですが「直火OK=片付けなくてOK」ではありません。
直火はかまども含め、必ず元通りに片付けなくてはなりません。

 「直火が直火を呼ぶ」という現象がありまして、それは、直火NGの場所でも、かまどが放置されていたり、川から拾い上げてきた石がそのままになっていると、安易にかまどを組むことができてしまうので、そこで直火をやっていいものだと勘違いした人が更に直火や焚き逃げを横行させるというものです。
その現象を逆手に取ると、野営地に転がっている石や組みっぱなしのかまどを崩して川に戻すことで、直火NGの場所での直火や焚き逃げを横行させることを抑止する効果があるということになります。

 「どっぽん」とは、川に石を戻す時の音から来ています。

 「どっぽん」は、野営地の清掃活動をしたときに出たゴミを持って帰るのが嫌な人、処分方法に困る人、徒歩や自転車、バイクで来ているので荷物が増えると持ち帰れない人などがいますが、野営地に転がっている石を川に戻してあげるだけで、清掃活動と同等の効力があり、持ち帰るものがないので、誰でも無理のない範囲でできる活動です。

 この、「どっぽん」の活動にご賛同頂ける方は、全国各地の野営地で放置されているかまどや、転がっている石を、負担が大きくならない程度に、無理のない範囲で、できるだけ川に戻すという活動を個々に行って頂くようにご協力をお願いします。

 誰もがいつまでも綺麗で安全な野営地でソロキャンプが楽しめるよう、ソロキャンプの健全な普及にご協力ください。
よろしくお願いいたします。

※石を扱う時は必ず手袋をし、周囲に人がいないか確かめてから慎重に行うようお願いします。
※石は滑りやすい場合がありますので、誤って足に落としたりしないようにご注意ください。
※石は思ったより重いものがありますので、持ち上げる際は腰など体に負担がかからないようにご注意ください。