SNSで他人を批判する問題の中で、特に目立つのが【文章切り取り型】の人です。
このタイプの人は、文章全体を理解せず、一部を切り取って批判する傾向があり、さらにストローマン論法を用いることが多いです。

この場合におけるストローマン論法とは、相手が言っていないことをあたかも言ったかのように歪曲して批判する手法で、無意味な議論を引き起こします。
特に文章切り取り型の人は長文を読むのが苦手である場合が多く、一部分を取り出して批判を展開するため、本来の意図や全体の文脈から外れた誤解を生みます。

例えるなら、小説の1ページだけを破って読んで、その物語全体を批評するようなものです。
破れた1ページだけでは物語の意味も面白さも伝わらず、同様に、部分的な解釈で批判を行っても正確な理解にはつながりません。
こうした行動は、文章を正確に読解している他者から見ると「この人は何をしているのだろう」と不思議に思われるだけなので、建設的な意見にはならないのです。

最近、私の知り合いの有名なブロガーさんもこうした人から批判を受けているのを見ましたが、冷静に文章を理解できる人々から見れば、その批判は滑稽なものでしかないようで、誰からも相手にされていませんでした。
その様子を見れば「こうはなりたくない」と誰もが思うはずです。

また、文章切り取り型で批判をするも相手にされず、小馬鹿にされて終わるくらいであればまだ良いのですが、匿名性を利用して行われるSNS上の批判や誹謗中傷は、時に人々の生活や命を奪うこともありますし、匿名でも法的に責任を問われることがあります。
こうした行為は誰にとっても大きな不幸を招くだけです。

SNSで他人に批判的な感情になった時は、自分が「文章切り取り型」の人間になっていないか、一度振り返ってみてください。
批判ではなく、無視するのが一番だということに気がつくはずです。

そして、SNS上で批判を受けて心を痛めている方、大丈夫です。文章をきちんと理解している人には、あなたの意図はしっかり伝わっています。

下記URLは「文章切り取り型」の人と、そうでない人の違いがとても良くわかるデータです。ご参考に。
https://x.com/tandokuyaei/status/1667770248102297601