各季節ごとに、キャンプやお花見、バーベキューを楽しみに、野山や河原に出かける人も居ると思います。
そこで、行楽に出かける予定のある方にどうしても知っておいていただきたいことがあります。

現在、野山や河原などに、ゴミやバーベキューの炭の残骸、「焚き逃げ」と呼ばれる焚き火跡の炭ゴミなどを放置して帰る行為が横行して社会問題化しています。
やっている本人は「何の気なし」にやっているのかも知れませんが、実はそれらの行為は「不法投棄」という犯罪になります。
不法投棄は「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方」という、かなり重い罪になります。

また、炭は元々木でできているので、捨てておけばそのうち無くなるだろうと勘違いしている人も居ると思いますが、炭は炭素という元素なので、それ以上分解されることはなく、理論的には地面に置いておいても将来的に土に還ることのないゴミとなります。

それでも、しばらくすると放置された炭もゴミも消えてなくなっているのは何故かと言うと、誰かが必ず片付けてくれているからです。
考えてみれば当たり前のことではありますが、ゴミも炭も決して自然になくなっている訳ではありません。

「まぁいいか」という軽い気持ちでゴミを捨てて行く前に、他人の出した汚いゴミを、知らない人が大変な苦労をして片付けてくれていることを想像してみて下さい。
片付けてくれている人は好きで片付けているのではなく、その場所をきれいに保たなければいけない理由があるから片づけることを余儀なくされているだけなんです。

自分の出したゴミを持って帰るのは当たり前のことです。ゴミはビニール袋に入れて持って帰るだけの誰でもできる本当に簡単なことです。
行楽に出かける人は、炭やゴミの放置は、重大な犯罪であり、沢山の人に多大な迷惑を欠ける行為なので、「何の気なし」では済まされないことを是非心にとめてお出かけいただきたいと思っています。

<焚き火ルール、片付け方>
https://tandokuyaei.com/2037/

<焚き逃げは実はヤバい罪なんです>
https://youtu.be/IhjowzHgzmc

<日本単独野営協会>
https://www.facebook.com/groups/457841044663566