日本単独野営用語辞典 - 第九版 –
当用語辞典は、「日本単独野営協会」内で使用される用語としての辞典であり、同じ言葉でも一般的に使われている言葉とは解釈が違う場合が多々ありますので、ネタとして予めご了承下さい。
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【あ】
・雨設営(あめせつえい)
→ 雨天での設営を行うこと。特に「雨中闇設営(うちゅうやみせつえい)」は無駄に精神力を消耗する。
・雨撤収(あめてっしゅう)
→ 雨天での撤収作業を行うこと。最悪に近い事態。
・アル中(あるちゅう)
→ キャンプでのメイン火力がアルコールバーナーの人。または焚き付けにアルコールを使う人。尚、焚付にアルコールを使うのは軽微な焚付取締法違反(ネタ)となる。
・雨の申し子(あめのもうしご)
→ 雨男、雨女というレベルを超越する雨男や雨女のこと。降水確率ゼロ%でゲリラ豪雨に遭うほどの能力の持ち主。キャンプシーンでは当然嫌われる。
・ありがたおっちょこちょい(ありがたおっちょこちょい)
→夏場のキャンプに誤って水着で来てしまうギャルのこと。そんな人は存在しないことは言うまでもない。
・あの顔(あのかお)
→キャンプで余った食材を帰るまでに消化するときなど、これ以上ないくらいお腹が一杯になっているときに更に食べなくてはならない状況で自然に出る表情。歓喜を表す場合もある。
【い】
・イキり発車(いきりはっしゃ)
→ 経験不足からナメた装備で出かけてしまい、現地で泣きを見ること。おやまが初心者の頃にシュラフを忘れて「大丈夫!大丈夫!」と言ってエマージェンシーシート1枚で寝て凍死しかけたことから。
・1単位(いちたんい)
→キャンプが成立する最小単位のこと。人数ではなくあくまでもキャンプが成立する単位なので、ソロキャンプの場合は一人でキャンプができるだけの交通手段や装備、食料などがあって1単位。ファミリーキャンプやグループキャンプも、その人数でキャンプができるだけの交通手段や装備、食料などがあって1単位となる。ソロコラボキャンプでは、それぞれが1単位分の準備をしてくるが、他人をあてにして1単位分の準備をしてこないと、嫌われる傾向にあるので注意が必要。
【う】
・旨味戻し(うまみもどし)
→ 寒い時期などにラーメンを作り、すすった瞬間にむせてしまい、一旦口に入った麺や具材が全てクッカーに戻ること。口に入れて麺の旨味を凝縮した上でその旨味を手元のスープに還元する技法。キャンプに限らず街角のラーメン店でも達人の技が見られることがある。
・浦島太郎(うらしまたろう)
→ 連泊しすぎて髭がボーボーになること。4日目あたりからヤバい。
・うらやまけしからん(うらやまけしからん)
→彼氏や彼女とデートでキャンプいけなくなった。や、彼女や彼氏ができたからキャンプやめます。と聞いた時のやり場のない気持ちを表現する時の言葉。ソロキャンパーに多い嘆き。
【え】
・Sランクキャンパー(えすらんくきゃんぱー)
→ 極端にキャンプの技術が高かったり、百戦錬磨の経験や知識があることはもちろん、キャンプ用に個人賠償責任保険や傷害保険・救援者費用特約に入っていたり、緊急事態の際の避難ルートや連絡手段を事前に調査したり、基本的かつ見落としがちなところにまでしっかり目が届いている人。
過信せず、無理をしないため、どのタイミングでもすぐに自分の限界を認めることができる。自らのスキルに驕り高ぶることもなく、他人のキャンプスタイルをしっかり認め、上から物を言うこともなく、初心者にも優しくて、人格にも優れている、非常に意識の高い最強キャンパーのこと。
・エマージェンシー帰宅(えまーじぇんしーきたく)
→ キャンプ途中に急な用事で突然計画外に帰らなくてはならなくなること。親族や友人、職場からの何らかのトラブルによる呼び出しや、キャンプより楽しいと思われる合コンの誘いが突然来たなど幅広い理由がある。
・遠征(えんせい)
→ 他支部(他県)からイベントなどに参加すること。
【お】
・大銃刀法違反(おおじゅうとうほういはん)
→ 異常に刃渡りの長い刃物や、必要以上にデザインのイカツい刃物のこと。
・大仁田(おおにた)
→ 毎回必ずどこかしら怪我をする人や、妙にケガをすることが多く、生傷の絶えないキャンパーのこと。ソロキャンプでやってはいけないことは沢山あるが、その中でもトップクラスにやってはいけないことがケガをすることである。
・おやまの部屋(おやまのへや)
→ 日本単独野営協会のおやまのソロキャンプ中に遊びに行くこと。近くにいる人や友人知人が代わる代わる遊びに来てくれる様子が徹子の部屋のようであることから。
・おこがし(おこがし)
→ 炊飯に失敗して焦がしてしまうこと。おこげの進化版。
・おひねる(おひねる)
→ 調理に使う安いプラスチック柄の折りたたみナイフのこと。
・教え魔(おしえま)
→ キャンプ場などで、呼んでもいないのに初心者の方や女性の方に向けて無理やり教えたり、講釈をたれに来る人の事。大まかにマウントタイプとキャバクラタイプに分かれ、マウントタイプは、自分の知識や技術道具などを自慢したり、上から目線で教えることで優越感に浸ったり、師匠面をしたかったりする人であり、キャバクラタイプは、「危なっかしい」「教えてあげる」という大義名分のもとに、ただ女の人と喋りたかったり、女の人に尊敬されたいだけだったりする。
【か】
・勝ち越し(かちこし)
→ 現着から撤収完了まで完ソロで通せたときのこと。
・かぐや姫(かぐやひめ)
→ 薪の中に虫が住んでいること。割ったら中から出てくることから。時々燃えてから這い出してくる時があり申し訳ない気持ちになる。
・がぶり寄り(がぶりより)
→ 空いているのに、知らない人がめっちゃ近くにテントを張ってくること。一般的にはトナラーとも呼ばれる。
・ガラガラ(がらがら)
→ 徒歩キャンパーがケースやザックを載せて引いて歩く台車。
・隠れキモタイツ(かくれきもたいつ)
→ 冬場などにキモタイツを履いているのに長ズボンを履いているためにキモさが外見からわからない状態。
・勘違いアドバイザー(かんちがいあどばいざー)
→ キャンプ技術などのアドバイスは一般的に、先輩が後輩にしたり、できる人ができない人にするものである。しかしながらSNSやユーチューブの等の見すぎで、あたかも自分ができるかのような勘違いをし、できる人やできている人に対し、できない人や、やったこともない人が、見当違いのアドバイスをしてしまったり、批判や説教をしてしまうこと。
【き】
・貴族(きぞく)
→ グランピングを超える贅沢なキャンプスタイルのこと。またはそれを行う人。
・キャンプフーリガン(きゃんぷふーりがん)
→ 野営地やキャンプ場に集団で来てバカ騒ぎをした上に、片付けないで帰る人達。夏場のバーベキューで浮かれた学生さんに多く、焚き逃げの常習犯である。サッカーで暴徒化した集団(フーリガン)に様子が似ていることから。
・キャンプ熱(きゃんぷねつ)
→ キャンプを楽しみにしすぎて当日熱を出してしまうこと。またはキャンプ中に出てしまう熱のこと。
・緊急ダイブ(きんきゅうだいぶ)
→ 夏のキャンプ中に暑すぎて予定外に川や海に飛び込むこと。日焼けや熱中症の危険を感じた際の緊急行動。
・強制送還(きょうせいそうかん)
→ 天候や行き先の事情、デス装備など、何らかの原因で途中で帰ることを余儀なくされること。
・金属ポリス(きんぞくぽりす)
→ 金属探知機を持って金属製の忘れ物や不法投棄物を取り締まる人。焚付ポリスとは違って有用。
・キャンプ中毒(きゃんぷちゅうどく)
→ キャンプに行ったばかりなのに、もうキャンプに行きたくなり、居ても立っても居られなくなる人。
・キモタイツ(きもたいつ)
→ 虫刺されや日焼け対策等のために半ズボンの下に履くタイツ。夏は冷感仕様のものを履く。
キモさは履く人により大きく変動する。
・偽装批判(ぎそうひはん)
→ キャンプ関連のSNS等で「素朴な疑問」や「ただ聞いてみただけ」「強制しているわけではない」と、とぼけながらや、他人の言葉を借りて自分固有の正義を振りかざし、誰も批判をしていないようなふりをして堂々と他人の批判をすること。またはその人。自身が言いたいことはあっても悪者には思われたくないという人がやりがちである。
・恐妻キャンパー(きょうさいきゃんぱー)
→ ソロキャンプに出掛ける時やキャンプギアを買う時にその都度妻の顔色を伺わなくてはならないキャンパーのこと。気の毒なのが特徴である。
・逆張り失敗(ぎゃくばりしっぱい)
→キャンプ関連の科学的根拠のある話や一般的な話をしている際、無理に反対意見や疑問を投げかけることで「自分は人とは違う」と見せかけ、一目置かれようとする人。根拠がなかったり、経験不足だったりすることにより失敗して最終的には恥をかく傾向にある。キャンプトークをしていると、この手の人がちょいちょい現れるが、この手法は成功例を見ないのでやめたほうが良い。実力や周囲の評価より自己評価の方が高い人に多く見られる。
・擬キャンパー(ぎきゃんぱー)
→キャンプをしに来て、ゴミのポイ捨てや焚き逃げをしたり、酷い時には火災を起こすなど、とてもキャンパーとは呼べない行為をする種類の人達の総称。
【く】
・食いキャン(くいきゃん)
→ 食べることをメインとしたキャンプ。または食ってばかりいるキャンプのこと。
・クラフト中毒(くらふとちゅうどく)
→ 焚き火をしている間、手持ち無沙汰でずっとフェザースティックを作っていたり、スプーンを作り始めたら焚き火も食事の準備もそっちのけで暗くなるまでやっていたなど、ブッシュクラフト的作業に没頭してしまうこと。
・グループキャンプ(ぐるーぷきゃんぷ)
→ 一般には色々解釈はあるが、日本単独野営協会では「親族以外と楽しむキャンプ」をいう。ソロキャンプとの違いは移動、テント、食事などの全てまたは一部を共にすること。ファミリーキャンプ同士でキャンプを楽しむこともこの中に入る。
・クレクレ(くれくれ)
→ 自分で必要なものを持ってこず、現地で他人にクレクレと要求する人。または、キャンプギアを自身で購入せずにクレクレと人に要求する人。自分で1単位分の準備ができない人に多い。
・軍司令本部(ぐんしれいほんぶ)
→軍幕を連結しすぎて巨大化した状態のこと。
【け】
・結露被害(けつろひがい)
→ 幕の結露により、濡らしたくないものが濡れてしまうこと。使用例:「ダウンジャケットが結露被害でビショビショになった。」
【こ】
・小薪ちゃん(こまきちゃん)
→ 小さいウッドストーブなどに使う、小さく裁断された薪のこと。
・誤走車(ごそうしゃ)
→ 車直のキャンプ場や野営地で他人のテント前などを減速せずに走っていきがちな車。イキってキャンプ場で飛ばす車のこと。
・小者喧嘩(こものげんか)
→ 自分のキャンプスタイルが一番だと思っている人が、ネタではなく本気で他人のキャンプスタイルを小馬鹿にしたり批判することで起こる喧嘩。自分が一番と思っている視野の狭さと、人間としての器の小ささが発端となって起こる。使用例:「小者喧嘩をふっかけられた」
・子泣き爺(こなきじじい)
→ バックパックの荷物の詰めすぎで、重たくて背負えなくなること。または重たすぎるのに頑張っている人。
・これは何ていう料理ですか?(これはなんていうりょうりですか)
→ ソロコラボキャンプなどで他人からおすそ分けで頂いた「カレーライス」などの料理があまりに美味しかった時に、普通のリアクションを通り越して、当然わかっているはずの料理名を聞いてしまうこと。「カレーライスといいます。」と答えられたら、そこで更に初めて聞いた料理名のように新鮮なリアクションをしなければならなくなる。
・根性バーグ(こんじょうばーぐ)
→ 塊のお肉を地道にナイフで細かく切り、挽き肉化してつくるハンバーグのこと。
・Contribution Award(こんとりびゅーしょんあわーど)
→ 日本単独野営協会が著しく協会に貢献した会員さんにお贈りする「貢献賞」のこと。
該当者には感謝状と粗品が贈られる。
・墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)
→ 自分で見つけた野営地や自分で開拓した野営地を誰にも言わず、ずっと完ソロで楽しむこと。
・ゴリ飯(ごりめし)
→ 炊きを失敗してゴリゴリの食感のお米。
・ゴキブリとハイエナを足して2で割ったようなもの(ごきぶりとはいえなをたしてにでわったようなもの)
→ 女性ソロキャンパーにむやみに話しかけに行く「声掛け魔」や、頼んでもいないのに初心者に教えに行く「教え魔」などは、迷惑行為をしている自覚がないことから、男性は女性にとって、ゴキブリとハイエナを足して二で割ったようなものに見えていると思っておくくらいが丁度いい(キモいし、得体が知れないし、変に行動力あるし、餓えてるし、力が強いし、距離取りたくても向こうから来るし。)と自らを律していく事を表現・提案したことから。
・声掛け魔(こえかけま)
→ 主に女性ソロキャンパーやキャンプ初心者などにむやみに話しかけにく人。むやみに声をかけてソロキャンプの時間を侵害する人たちの総称。
【さ】
・3秒ルール適用外(さんびょうるーるてきようがい)
→ 地面が良いところでは食べ物を落としてもすぐに拾えば食べられるが、地面がぬかるんでいたり、土や砂だった場合、拾った時間に関係なく食べられなくなる状態。またはその場所のこと。
・鯖グチャ(さばぐちゃ)
→ 野営のおつまみとして、鯖缶とマヨネーズを和えたもの。クラッカーやパン、ごはん、野菜などと合わせて食べる。
【し】
・車直(しゃちょく)
→ 車やバイクを横付けして直でキャンプが始められる野営地やキャンプ場のこと。使用例:「あそこのキャンプ場は車直だから楽だよ。」
・直火風(じかびふう)
→ 焚き火台などを使っても直火であるかのような風情を楽しむことができる技法。焚き火台の周りに石でかまどを組んだり、地面を掘って、金属板を置いた上で焚き火をしたりする方法がある。
・自動消火システム(じどうしょうかしすてむ)
→ 焚き火で湯沸かしまたは調理中にバランスが崩れて中身をぶちまけてしまうこと。薪のゴトクや直ポンの時に起こりやすい。焚き火がお湯をかぶって火が消えてしまいがちなところから。
・食料ナッシング(しょくりょうなっしんぐ)
→ 連泊しすぎて食料が底をつくこと。日本単独野営協会メンバーの名言から。
・ショッピングモールの駐車場(しょっぴんぐもーるのちゅうしゃじょう)
→ 車直のキャンプ場や野営地がトップシーズンに車と幕でギチギチになる状態のこと。
・辞書化できねえ(じしょかできねえ)
→ 名言ではあるが公の場で文書化して伝えることができないような日本単独野営用語のこと。主に下ネタや身内ネタで構成されている。
・絨毯爆撃(じゅうたんばくげき)
→ 弾幕を食らって爆ぜ穴がたくさん空いたタープやテント、服などの状態。
・消化試合(しょうかじあい)
→ 撤収完了後に残った食材などを現地で食べて帰ること。又は撤収時に椅子だけ残してお茶を飲んだりゆっくりすること。
・下ネタスベり(しもねたすべり)
→ キャンプトーク中に笑いを取ろうと下ネタを織り交ぜてスベること。下ネタでスベるという強烈な恥ずかしさと、高確率でボケの説明を求められる恥ずかしさで舌を噛み切って死にたくなる人が後を絶たない。
・上下ジャケット(じょうげじゃけっと)
→ 過酷な環境でのキャンプをしている場合や体調が悪い時は、たとえ上下ジャケットを着た人が目の前に現れても意外と気が付かないものだという例え。
・シガニー・ウィーバー(しがにーうぃーばー)
→ 薪割りやフェザースティックを作る際など、集中して作業を行う時の息遣いがいちいちうるさい人のこと。
・支部(しぶ)
→ 日本単独野営協会は都道府県ごとに支部に分かれている。支部長不在の支部は日本単独野営協会の理事会直轄の支部となる。
・支部長(しぶちょう)
→ 日本単独野営協会の理事会から任命を受けた各都道府県毎の支部の管理を担当する会員のこと。
・支部役員(しぶやくいん)
→日本単独野営協会の理事会から任命を受けて各支部で運営の手伝いをする会員のこと。
・ジェットストリームアタック(じぇっとすとりーむあたっく)
→ 一回のキャンプで3回幕アタックを食らうこと。
・ジェントルタイム(じぇんとるたいむ)
→野営地での夜22時以降の時間のこと。寝ている人もいるので周囲に配慮して静かに行動すること。
・シャーベットうがい(しゃーべっとうがい)
→冬キャンプにおいて、持っていった水が過冷却により朝起きた時にシャーベット状に凍り始め、朝、シャーベットでうがいをしたり、歯を磨いたり、顔を洗ったりしなくてはならない状態のこと。
・地獄クイズ(じごくくいず)
→ 彼女と洋服を買いに行った時に、彼女が服を2枚持って来て「どっちがいい(似合う)?」と聞かれ、キレられるか、機嫌が悪くなるかの2択を迫られるクイズ。これはただの愚痴で野営と関係ないことは言うまでもない。
・じゃあケメ(じゃあけめ)
→キャンプギアの話で、どこのメーカーの物にしようか迷ったらKEMEKOの製品を選ぶのが良いという意味。「じゃあKEMEKOで。」の略
【す】
・水分ポリス(すいぶんぽりす)
→ 薪の水分に敏感なポリス。水分計を持ち歩き、薪の水分が20%を超えると逮捕される。
・角田青少年広場(すみだせいしょうねんひろば)
→ いくつかある青少年広場の中の一つ。角田青少年広場脇の中津川河川敷は日本単独野営協会のイベント本拠地として使われている。無料で使える上に、車直、トイレありという立地だが、水道がなく、地面が石のためペグが入りにくい。湿度が高いため、季節によっては朝方幕がビショビショになるデメリットもある。
・角田大橋(すみだおおはし)
→ 愛川町の角田青少年広場脇にかかる橋。
・炭ゴミ(すみごみ)
→ 焚き火後に燃え残った炭は、元々は木であることから自然に還るものと誤認識をしている人が多い。そのため、焚き火後の消し炭などを放置して帰ったり、埋めて帰ってしまう無法者がいる。焚き火の後に出た炭は土に還らないうえに、そもそも「ただのゴミ」であるという認識を深めてもらうために作られた呼び名。
因みにゴミの放置は不法投棄となり、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金という犯罪である。
・助六(すけろく)
→ いなり寿司とのり巻きで構成されるお弁当の一種。デイキャンプや気軽なソロキャンプで最も活躍すると言われている。
【せ】
・仙台下(せんだいした)
→ 愛川町角田付近にある河川敷では珍しく木のある野営地。ボランティア団体の方が整備してくださっていて、自由に使うことが出来る。ハンモックが張れるメリットはあるが、競争率が高いので、場所取りが大変である。
・セカンダリーアタック(せかんだりーあたっく)
→ 1日で2回幕アタックを食らうこと。または食らわすこと。
・正義警察(せいぎけいさつ)
→ 自粛警察のように、自分が正義だと思い込んで他人を攻撃するという、結果的に悪事をはたらく人の総称。
・脊髄ボレー(せきずいぼれー)
→ 芸人の小藪さん発信の言葉。他人の話をちゃんと聞かず、考えずにすぐに返す人の事。テニスで自分のコートにワンバンさせてから打ち返すのではなく、ネット際で全てボレーで返している様子を表している。TwitterなどのSNSで日本単独野営協会の活動を発信すると、活動内容を調べもせずに、自身の印象だけですぐに異論や批判を返してくる人がいる。
【そ】
・ソロキャンプ(そろきゃんぷ)
→ 一般には色々定義が分かれるが、日本単独野営協会では、行き帰りを一人で移動し、個泊、個食であれば、野営地に仲間が居てもソロキャンプとされる。
・ソロコラボキャンプ(そろこらぼきゃんぷ)
→ グループキャンプとカウントされる。日本単独野営協会では2名以上のソロキャンプ同士が同一の野営地に集まり、それぞれソロキャンプを楽しむことを言う。
・ソロリーマン(そろりーまん)
→ 仕事の帰りに街中でキャンプをする人。
・ソリステ50cm(そりすてごじゅう)
→ 引くほどの長さと、トラウマ級の重さを兼ね備えたスノーピークの鍛造ペグ。普通のキャンプでは絶対に必要ないことから、その用途を考えるための委員会が発足するのも時間の問題である。
・早朝バズーカ(そうちょうばずーか)
→ 寝ている時に何らかのトラブルで飛び起きること。または叩き起こされること。真横でキジが鳴いた時や、雷、ゲリラ豪雨などが原因であることが多い。
ちなみにキャンプで寝ている人を本人の依頼以外で起こすことは重大なマナー違反である。
・ソロキャン原理主義(そろきゃんげんりしゅぎ)
→ 「完ソロ以外ソロキャンプではない」「写真に人が写り込んだらソロキャンプじゃない」「あなたのスタイルはソロキャンプとは言えない」など、自分の思うソロキャンプスタイル以外を認めない考え方、あるいはその考え方をする人(ソロキャン原理主義者)自分や自分のスタイルが一番だと思い込んでいる人に多く、SNSの投稿内容などを見ていると、「俺のスタイル凄いだろ!」とアピールする内容が多いのも特徴の一つ。人一倍承認欲求が強く、大抵の場合は他人にも自分の価値観を押し付けてくるため、単純に視野の狭い人であることや、思想的に偏った人というだけにとどまらず、殆どの場合は迷惑な人という扱いになる。
・ソロキャンワーク(そろきゃんわーく)
→ ソロキャンプをしながら仕事をすること。テント内でPC操作をしたり、リモートで会議をしたり、ものづくりをしたり、仕事が終わったらその場で寝たり飲んだりできる。大自然の中で癒やされながら仕事ができるため、現代人のストレスを緩和して、業務効率や生産性を高める効果が見込める。
【た】
・焚付ポリス(たきつけぽりす)
→ 焚き火をする際に、非浪漫的な着火方法を用いる人を監視し、検挙する人。
・焚付取締法違反(たきつけとりしまりほういはん)
→ 焚き火をする際に、科学的な着火剤や化石燃料、ガスバーナーなど、お手軽かつ非浪漫的な着火方法を用いた場合に適用される違反。(ネタ)
あえてフェザースティックとファイヤースターターを用いて着火をしようとなった時に、文化たきつけやアルコール、ガスバーナーを使った反則をして「コラー!」となった時のネタから。
・焚き逃げ(たきにげ)
→ 慣れないキャンパーやマナーの悪いキャンパーが直火による焚き火を片付けずに放置して帰ること。または、焚き火台やバーベキューコンロの残骸を地面にぶちまけて帰ること。時々火を消さずに帰るとんでもない例がある。焚き逃げをする人を「焚き逃げ犯」と呼ぶこともある。
焚き逃げは今や一般的な言葉として使われているが、2018年に焚き火跡の放置を撲滅するために、日本単独野営協会が作って世の中に放った言葉。
・焚き火フライパン(たきびふらいぱん)
→ 焚き火用に開発された鉄製の柄がないフライパン。柄は落ちている枝や薪などでその都度作るが、長ければ長いほど面白いとされている。
・大作さん(だいさくさん)
→ 薪と間違えて必要なものを焚き火に放り込んでしまうこと。特に酒に酔っている時にやりがちである。
・田代風(たしろかぜ)
→ 愛川町田代にある「田代運動公園河川敷」に春になると頻繁に来る突風。慣れないキャンパーはペグ打ちが甘かったり、ガイロープを張っていなかったりするため、田代風により、タープやテントを飛ばされがちである。
・弾幕状態(だんまくじょうたい)
→ 爆ぜまくるハズレの薪を引いてしまったこと。または爆ぜまくっている状態。
・タッチ・アンド・ゴー(たっちあんどごー)
→ 野営から一旦帰ってきて、またすぐに野営にでかけること。
・大好き祭り(だいすきまつり)
→ キャンプ関連のSNSコミュニティのコメントなどで、キャンパー同士がひたすらお互いの良い所を褒め称えあう事。大好き祭りは一度始まると、自然に突発イベント化し、主催者と呼べる人物も明確にはなく、告知も行われない。感情が高ぶった時に突如発生する。おやまは大好き祭りが大好きである。
・焚き火ハラスメント(たきびはらすめんと)
→ 他人の育てている焚き火を勝手にいじったり、他人の焚き火で調理させろなどの要求をすること。ソロキャンパーにとって大切にしている焚き火は他人には触られたくないものであり、他人の焚き火に手を出さない気遣いが必要である。
・タイガージェットシン(たいがーじぇっとしん)
→ キャンプ料理の大半が串料理の人や串料理を好んで食べる人。また、必要以上に長い金串を使用する人のこと。
・焚き火チンパンジー(たきびちんぱんじー)
→焚き火の後片付けをしない人。あるいは片付け方も知らずに焚き火を始めてしまう人のこと。火は人の身体や財物に大きな損害を与える恐れのものであり、知識のない人が扱うと大変危険である。焚き火の片付け方を知らない人が焚き火をするのは、大型トラックをチンパンジーに運転させるようなものであるという例えから。
【ち】
・珍管さん(ちんかんさん)
→キャンプ関連のSNSコミュニティなどで、管理者でもないのに勝手に切り盛りを始めてしまう人。何かと規約違反を指摘してくることが多い。「珍管理者さん」を略したもの。
・直ポン(ちょくぽん)
→ 焚き火や炭火などにゴトクを使わず直接クッカーや食材を置くこと。
・直チャー(ちょくちゃー)
→ 冷凍チャーハンを温めずに自然解凍し、袋から直接食べること。特殊な訓練を受けないとできないとされている。
・知識スベり(ちしきすべり)
→ 楽しくキャンプトークをしている所に「本来は…」「本場では…」「プロは…」などとあたかもその道に精通しているかのような言い回しで、インターネットを調べれば出てくるような浅い知識を上から目線でひけらかしてしまい、場をシラケさせること。またはその人。使用例:「彼が突然会話に割って入り、知識スベりを起こした。」
・中国のプール(ちゅうごくのぷーる)
→ トップシーズンに野営地やキャンプ場がテントだらけの芋洗い状態になること。
・チャーツー(ちゃーつー)
→ ラーツーではなく、冷凍チャーハンだけを持ってツーリングに出かけること。
・中華三昧(ちゅうかざんまい)
→ キャンプギアの全てまたは殆どが模倣品で構成されている状態。またはその人。
・中途採用(ちゅうとさいよう)
→ 本来予定していなかった物をキャンプ中に急遽取り入れること。忘れ物をした際の代用品、思ったような機能を果たせなかったギアの代用品等。
・Check-Out Scan(ちぇっくあうとすきゃん)
→撤収後のフィールドを目を皿のようにして見まわし、忘れ物がないか、ごみが落ちていないかなどを指差し確認する活動。
【て】
・出待ち(でまち)
→ 前日の夜に飲みすぎた状態でテントに入った人が、朝起き抜けで嘔吐をするところを見るために近くで待つこと。
・デス装備(ですそうび)
→ テントやシュラフ、食料一式や水など、致命的な忘れ物を含んだ装備。又は明らかに準備不足な装備のこと。特に真夏や真冬は命にかかわるため、自身のデス装備に気がついた時点で不足品を取りに帰る必要がある。使用例:「今日デス装備で来ちまったから一回帰るわ。」「あいつ毎回デス装備で来るよな。」
・デイ専(でいせん)
→ デイキャンプ専門のキャンパー。または、デイキャンプを沢山こなすこと。
・ディアゴスティーニ(でぃあごすてぃーに)
→ 一つのギアを購入したがために、それに付随するギアやパーツなどを後から後から購入しなくてはならない状態。タープを購入したら、ペグもペグハンマーもガイロープも自在金具もポールもついていないような状態。
・天然目覚まし(てんねんめざまし)
→ 朝、直射日光で起きたり、暑かったり寒かったりで起きること。装備が甘かったり、幕を張る方角が悪い時に起こりがちな現象。
・デイモック(でいもっく)
→ デイキャンプをハンモックで過ごすこと。
・撤収手伝いましょうか?(てっしゅうてつだいましょうか)
→ソロコラボキャンプ時にギャグがスベった人に対して使うオーソドックスなツッコミ。
特に下ネタがスベった人には今すぐ帰ってほしいため、このようなツッコミになる。
【と】
・とくらや(とくらや)
→ 愛川町角田にある、釣り人やキャンパーに愛されている「戸倉屋商店」のこと。かゆい所に手が届く商品ラインナップと営業時間から「愛川町の正義」とされている。
・トラウマ級の重さ(とらうまきゅうのおもさ)
→ コットン地の軍幕やタープが雨に濡れた時の重さやスノーピークの焚き火台、ソリステ50cmの重さなどを表す時に使う。
・ドジっ子属性(どじっこぞくせい)
→ 鍋や焚き火台をひっくり返したり、テントポールやガイロープに躓いたり、キャンプ中の行動がいちいち危なっかしい人。
・途中降板(とちゅうこうばん)
→ 薪が割れなかったり、ペットボトルや瓶の蓋が開かない、ワインのコルクが抜けない際に途中で別の人に交代してもらうこと。意外と女性に代わったら簡単にできてしまったりするため、力よりコツが必要なんだと実感する場面もある。
・どっぽん(どっぽん)
→ 焚き火のかまどやその他の用途で川から引き上げられて放置された石を川に戻す活動。使ったものは元に戻さなくてはならないが、かまどを使用後に放置することにより、焚き逃げが横行する事が問題視されている。
「どっぽん」は川に石を戻す際の音に由来し、「どっぽんしてらっしゃい」と幼子に言うように、誰でもわかるようにと命名された。
・ドッペルゲンガー(どっぺるげんがー)
→ 隣の人と幕がかぶってしまうこと。何故かとても恥ずかしいという特徴があり、トイレに行って戻ってきた時に一瞬迷うというパターンを繰り返すのが通例となっている。
【な】
・ナニコレ珍百景(なにこれちんひゃっけい)
→ 慣れないテント設営などでペグダウンの位置を間違えたり、インナーの前後を逆にしてしまったり、フライシートを後ろ前につけてしまったりして、おおよそテントとして機能しないほどいびつな形に仕上がる様。
・ナイトプール(ないとぷーる)
→窪地にテントを張ってしまい、夜に雨が降った際に水没すること。
ナイトプールになる人はナイトプーラー。
・謎麺(なぞめん)
→外国のインスタントラーメン。パッケージが外国語で表記されていて、味の想像がつかなかったり、日本にはない味だったりする場合が多い。
【に】
・日本単独野営チョップ(にほんたんどくやえいちょっぷ)
→ キャンプ中に熊に襲われた時に熊を素手で一撃のもとに倒すと言われている伝説の技。一子相伝。
・日本単独野営協会(にほんたんどくやえいきょうかい)
→ 2018年に発足したソロキャンプが好きな人の集まり。現在は代表1名、理事1名、会員数は数千名で構成されている。定期的にソロキャンパー同士が集まるイベントを組み、清掃や焚き火跡の片付けなどの地域貢献活動を行いながら活動している。活動に関わる経費は会員などの寄付によりまかなっている。寄付をした人には日本単独野営協会のオリジナルグッズを配布している。
・煮付け(につけ)
→ 雨やぬかるみなどでグランドシートやテントが泥だらけでグチョグチョになること。「グランドシートの煮付け」「タープの煮付け」などと使う。
・二度漬け(にどづけ)
→ 雨に濡れたテントやタープを干していたら雨が降ること。
・日清戦争(にっしんせんそう)
→ キャンプにおいて、カップラーメンなどのお手軽フードを食べる派と、食材をから作る派の争いのこと。
・肉まん(にくまん)
→真冬に寝る際の寒さを見誤り、過剰に厚着をして寝た結果、暑くて起きてしまい、シュラフのチャックを開けると湯気がもうもうと立ち上る現象。
・人間は生まれながらにしてウォータープルーフ(にんげんはうまれながらにしてうぉーたーぷるーふ)
→ 日本は一年の半分は雨が降っている。キャンプをするなら雨は避けて通れないので、しっかりとした装備をして、雨に濡れることを過度に恐れないようにという格言。
【ぬ】
・沼(ぬま)
→ ハマると抜けられない「底なし沼」から、道具などを買い集め始めると止まらなくなり、そこから抜け出せなくなる事。(道具沼)。その他にも必要以上の薪を集めてきてしまう「薪沼」や、食べきれない程肉を焼いてしまう「肉沼」、刃物を研ぎ始めると止まらなくなる「研ぎ沼」等、様々な場面で「沼」が使われる。
【ね】
・寝キャン(ねきゃん)
→ キャンプ時間の殆どを寝て過ごすキャンプスタイル。または寝ることを目的としたキャンプ。
・ネコバス(ねこばす)
→ キャンプの夜にヘッドランプを消し忘れて他人と会話。相手がめっちゃ眩しい現象。
【の】
・ノコ三頭筋(のこさんとうきん)
→ のこぎりを使った際に、明確にどこの部位ともなく筋肉痛になる部位のこと。
・飲みキャン(のみきゃん)
→ お酒を飲むことを中心としたキャンプ。勢い余って撤収の朝に飲んでしまわないように注意が必要である。
【は】
・バカ薪(ばかまき)
→ 慣れない人が焚き火をする際にバカでかい薪を割らずにそのまま燃やそうとするも当然燃えず、中途半端に燃え残って放置された薪の事。「バカ」は「バカでかい」に由来するが、最近ではバカ薪を作る人の行動を指す傾向にある。
・パチノックス(ぱちのっくす)
→ Helinox製の椅子やコットと同型の安い椅子やコットのこと。
・爆ぜ穴(はぜあな)
→ 焚き火で薪が爆ぜてチェアーやテント、タープ、服などにあいた穴。または穴があくこと。
・ハンモック未遂(はんもっくみすい)
→ ハンモックキャンプをしようと野営地に行くも、木などハンモックを張る環境がなく、途方に暮れる状態のこと。
・バラコード(ばらこーど)
→ ガイロープが解けたり切れたりすること。
・はぐれメタル(はぐれめたる)
→ 硬すぎて何をやっても割れない薪のこと。広葉樹に多く見られる。
・バカ肉(ばかにく)
→500グラム以上あるデカい肉の事。またはそれを使った料理。
・パイナップル現象(ぱいなっぷるげんしょう)
→ キャンプ関連のSNSコミュニティの投稿に対し、全文を読まなかったり、意味を理解しないまま批判コメントを入れる人が増えている現象の事。酢豚を食べずに酢豚に入っているパイナップルだけを食べて批評するのと同じという意味から。
【ひ】
・非浪漫(ひろまん)
→ 「焚き火で暖を取るくらいなら、家でエアコン使えばいいじゃん」など、浪漫物に否定的な考え方、又は浪漫物に否定的な人や夢のない考え方の人。使用例:「彼は非浪漫的な考え方をする人だ。」
・英雄(ひでお)
→ 野営地の清掃活動など正義の行いをするヒーローのこと。
・BE-PAL週間(びーぱるしゅうかん)
→ BE-PALのおまけが当たり月の時に各キャンプ系のSNSコミュニティなどで盛り上がっている期間のこと。皆が同じようなBE-PALの話題を投稿するため、ウンザリする人も続出するが、話題が出ないコミュニティでは逆に「BE-PALわい!」「投稿しないんかい!」となる。
・ビビり輩(びびりやから)
→ キャンプ系のSNSコミュニティなどで、刃物を使うと「銃刀法違反じゃないですか?」、焚き火をすると「そこは焚き火していい場所でしょうか?」。料理をすれば「塩かけすぎじゃないですか?」、「表面焦げすぎじゃないでしょうか?」など、何かと法律や健康ににビビって本気で突っ込んでくる輩のこと。
・ビギナーズヒッチ(びぎなーずひっち)
→ 慣れないロープワークでパラコードがほどけなくなること。またはほどけなくなる結び方のこと。
・被弾(ひだん)
→ テントやタープに鳥の糞をおとされること。
・ヒコグリル(ひこぐりる)
→ 自作のピコグリル風焚き火台のこと。
【ふ】
・腹筋の命日(ふっきんのめいにち)
→ 笑いが止まらないくらいめちゃくちゃ面白いこと。
・文化たきつけ(ぶんかたきつけ)
→ 固めたおがくずに灯油を染み込ませてある着火剤の一種。焚付取締法違反(ネタ)の中でも最も重罪とされるが、パッケージデザインが可愛いことは評価が高い。
・風速ポリス(ふうそくぽりす)
→ 常に風速計を持ち歩き、一定の風速になった際にペグ打ちが甘かったり、ガイロープがしっかり張れてない人を検挙する。(ネタ)
・プロポリス(ぷろぽりす)
→ 焚き付けや風速、水分などのギャグやネタでやっているポリスではなく、「ビビり輩」や「珍管さん」などのように、誰に依頼されることもなくセルフでパトロールをして本気で取り締まりをしてしまっている意識高い系の人たちの総称。基本痛い人が多い。
・ファミリーキャンプ(ふぁみりーきゃんぷ)
→ 一般には色々解釈はあるが、日本単独野営協会では「親族と楽しむキャンプ」をいう。ソロキャンプとの違いは移動、テント、食事などの全てまたは一部を共にすること。
・不法滞在(ふほうたいざい)
→ キャンプ禁止や立入禁止の場所でキャンプをやること。またはそれをする不届き者のこと。
・武骨(ぶこつ)
→ 日本単独野営協会の会員が卓越したものや人に対して使う言葉。または壊れたもの、薄汚れたものなどをポジティブに捉える言い回しとして使われる言葉。一般に使われるそれとは別意。
言葉に出して言いづらいことを表現する際や、ギャグがスベった際にも使われるため、時々相手をディスっているのと勘違いされる事がある。
【へ】
・ヘリ焼き(へりやき)
→ Helinox製の椅子は、トイレなどで席を外し戻ってくると必ず焚き火に頭を突っ込んで一緒に燃えていることから「Helinox焼き」→「ヘリ焼き」となった。因みにヘリ焼きに遭った際のダメージを最小限に抑えるためにあえて安いパチノックスをチョイスする人が急増している。
・ペグプル(ぺぐぷる)
→ ペグが今にも抜けて飛びそうな状態。抜けそうなペグがプルプルいいながら頑張っている様子。
・ペグ奉行(ぺぐぶぎょう)
→ ペグの打ち方にやたらうるせえ人の事。
【ほ】
・放火魔(ほうかま)
→ 焚き火をしていて、勢い余って下草などを延焼させてしまうこと。またはその人。
・ボンネット焼きそば(ぼんねっとやきそば)
→ 自動車のボンネットの上で調理する焼きそば。またはボンネットの上に意図せず乗ってしまった焼きそばのこと。ボンネットから直接食べる。
・ホームグラウンド(ほーむぐらうんど)
→ 最もよく行く野営地やキャンプ場。ちなみに、日本単独野営協会のホームグラウンドは角田青少年広場。
・ホムセン症候群(ほむせんしょうこうぐん)
→初期症状としてホームセンターに行くと、何を見てもキャンプ道具に見えてしまう。末期症状として、ホームセンターの滞在時間が次第に長くなり、明るいうちに入店しているのに、退店する時には暗かったということが頻発するようになる。
【ま】
・薪割り二頭筋(まきわりにとうきん)
→ 明確にどこの筋肉ともなく、とにかく薪割りをすると翌日筋肉痛になる部位のこと。
・丸腰(まるごし)
→ 一般にキャンプに必要とされるものを殆ど持たずにキャンプに行くこと。ミニマム装備を超える最小限の装備のこと。冬場は特に絶対にやってはいけない。
・丸腰出身(まるごししゅっしん)
→ 山登りやツーリング、バーベキューやグループキャンプ、ファミリーキャンプ、テレビや漫画の影響など、よくある切っ掛けでソロキャンプを始めたのではなく、純粋に野宿出身の人のこと。
・マグニチュード0.0(まぐにちゅーどぜろてんぜろ)
→ テントの設営の仕方が悪く突風や地震もないのに崩壊してしまうこと。
・幕アタック(まくあたっく)
→ 強風の時にテントやタープなどが飛ばされて、人や車やテントに衝突すること。ペグダウンの重要性ををナメている人が春先に大量に幕アタックをかけ、毎年周囲に迷惑をかけるのでお馴染み。「幕アタックを食らった」「幕アタックを食らわせた」のように使う。
・招かざるアルデンテ(まねかざるあるでんて)
→ 野営地でご飯を炊いた時に芯がのこってしまうこと。イタリアのご家庭の味ではない。しっかり浸水させていないことが原因であることが多い。夏場は最低30分、冬場は最低1時間程度浸水させ、蒸らし時間もしっかり取ることで回避できる。
・マナー違反かぶせ(まなーいはんかぶせ)
→ マナー違反の人を見て「あいつはマナー違反だ!」とインターネットやSNSで特定の個人を晒すマナー違反のこと。
・全く関係ない話ですが(まったくかんけいないはなしですが)
→SNSで炎上しそうな投稿を見た時、すかさずコメントで「全く関係ない話ですが…」とムダ知識を披露して場の空気を変な感じにすることで混乱させ、鎮火するという超高等テクニック。優しさであふれる人の気遣いから来る技法。
・マイナス5度までは常温(まいなすごどまではじょうおん)
→ちゃんとした装備や理論に基づいてキャンプを行っていれば、冬場でも寒さに震えることなく過ごせるという格言。
【み】
・未公開スペシャル(みこうかいすぺしゃる)
→道具を忘れたと思って諦めてそのままキャンプをし、実は忘れず持っていっていて、キャンプ撤収時、または自宅に帰ってから出てくること。
【む】
・無能ピーク(むのうぴーく)
→ 知識も経験もないのに形から入り、手に負えないようなギアを買ってきて周囲に迷惑をかけること。大型連休に家族が雨でびしょ濡れなのに、なかなか設営が出来なかったり、幕アタックをかけまくっているお父さんに多い。
・無益評論家(むえきひょうろんか)
→口や理論だけで、具体的な行動や結果を出すことが出来ない人。
キャンプに対する前向きな考えや活動に対し、誰のためにも何のためにもならない無益な横槍を入れる人。
他人の活動や考え方への理解や文章読解が苦手であるため、的外れな批判をしたり、不要な知識をひけらかしたり、マウントを取ろうとする特徴がある。
自己評価が高いのに対し、周囲からの評価や実力が伴なっていない人に多く、他人に指摘をしたり、物を言えるほどの実績は特に持ち合わせていない人にも多く見られる。
【め】
・めざましどようび(めざましどようび)
→ 平日起きる時間にセットしている携帯のアラームを解除するのを忘れて、ゆっくり寝ていたい休日の野営で朝早くからアラームが鳴って起きてしまうこと。
・メデューサ事件(めでゅーさじけん)
→ 凍死寸前の時に起こる、目は覚めて意識はあるが体が動かない現象のこと。
【や】
・野営地(やえいち)
→ 一般にはキャンプをするところという意味で使われているが、日本単独野営協会の定義ではキャンプ場以外で野営が出来る場所のこと。
・野営家(やえいか)
→ キャンプ場などはあまり利用せず、野営地をメインとしてキャンプを行う人のこと。
・闇設営(やみせつえい)
→ 主に仕事終わりでキャンプに前乗りした際などに夜の暗い中でテントなどを設営すること。
・野営バカ(やえいばか)
→ 四六時中野営のことばかりを考えていている人のこと。暇さえあれば野山に出たり、ホームセンターに行くと、何を見ても「これ野営に使えそうじゃないか」と考え始め何時間も居てしまう特徴がある。
・焼きそばロス(やきそばろす)
→ カップ焼きそばのお湯を切っている時に誤って麺ごと落としてしまうこと。
・闇パニック(やみぱにっく)
→ 夜中に虫や動物がテントに入り込んできて起こるパニックのこと。
・夜襲(やしゅう)
→ ソロキャンプの夜に友人・知人などが遊びに来ること。
・やめなさい(やめなさい)
→ 下ネタが度を超えた時にストップさせるための呪文。
【よ】
・妖怪尺食い(ようかいしゃくぐい)
→ キャンプトークでオチがなかったり面白くない話を長々とし、時間を無駄に使わせる人。他人の時間を貪り食う妖怪。
【ら】
・ランタン祭り(らんたんまつり)
→ 日本単独野営協会の定番イベント。各自ランタンなどの明かりを持参して明るい中でキャンプを楽しむ。
【り】
・リロード(りろーど)
→ 野営から帰ってきて荷物を片付け、また次の野営の装備を整えること。
【ろ】
・浪漫物(ろまんもの)
→ キャンプは浪漫だという考え方から、いくらでも効率が良い方法があるにもかかわらず、あえて不便なやり方をしたり、一見無駄な時間を過ごしたりすること。またはその物。浪漫物の例:火打ち石・ファイヤースチール(ライターを使わない)、オイルランタン(LEDは使わない)、フェザースティック(ガスバーナーを使わない)等
・浪漫派(ろまんは)
→ 浪漫物に肯定的な考えや浪漫物を実践・使用する人。
【わ】
・ワシ(わし)
→ 日本単独野営協会の会員は何故か一人称が「ワシ」の人が多く、つられて使う人が続出している。